ピエール=オーギュスト・ルノワールPierre-Auguste Renoir作品名: 座る裸婦銅版画エッチング制作年 1897年1910年のヴォラール刷り刷り枚数 稀少レゾネ番号R-11作品サイズ21.9cm×13.7cm額サイズ53cm x 44.5cm 厚み3cm購入: 東急百貨店 東横店作品保証書、領収書、保存袋、保存BOX有り。状態: 当時のままの状態で、かなり綺麗なコンディションです。この版画のもととなるデッサンは1881年に描かれ、同じ年に同構図の油彩画《水浴する女》(スターリング&フランシーヌ・クラーク美術研究所蔵)が描かれた。翌1882年にも同じ構図の作品(個人蔵)が描かれていて、ルノワールお気に入りのモデルであったことがわかる。それもそのはずで、彼女は1885年に妻となるアリーヌ・シャリゴであった。甘美な表情、長い髪、そしてふくよかな肢体をもつ婦人の表現は、いかにもルノワール的である。Pierre-Auguste Renoir1841-1919フランス中西部のリモージュに仕立屋の息子として生まれた。はじめ磁器の絵付け職人を志すが、後に絵画の道を目指す。20歳の頃、シャルル・グレールのアトリエでクロード・モネやアルフレッド・シスレーらと出会い、印象派の技法をとり入れ、戸外の光に包まれた人々の姿を描いた。1881年のイタリア旅行以降はラファエロ・サンティに傾倒し、「アングル風」といわれた明確な描線と寒色を基調とする画風に転じるが、1890年頃には柔らかみをそなえた彼独特の女性像の確立する。晩年は、南フランスのカーニュに定住し、裸婦をテーマに独自の甘美な世界を画面に創造し続けた。貴重な作品です。よろしくお願い申し上げます。Pierre-Auguste RenoirName: Seated Nudeetching with copperplate engravingYear of creation: 1897printed by Vollard in 1910Number of prints: scarceRaisonné number R-11Size21.9cm x 13.7cmFrame size 53cm x 44.5cm, thickness 3cm